玉川アドベンチャープログラム

支え合って深めるクラスの絆

December 5, 2016

「冒険」をテーマにしたアクティビティの体験をとおして、自己と集団の形成を実践的に学ぶ、『玉川アドベンチャープログラム(TAP)』。
10年生と12年生約150名が参加した、今年度2回目のTAPの授業。これから3月に向けてどんなクラスをつくっていくのか、生徒たち自らで見つけ出していきました。

絶好の天気にも恵まれ、アトリウムに集合した生徒たちは、わくわくとした表情で授業の開始を待ちます。

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クラスごとに学園内にある施設に移動して、ストレッチや押し相撲でウォームアップ。10人1組のチームをつくって、このあとのアクティビティに挑戦していきます。
まずは軽いゲームでコミュニケーション。輪になって手をつないだまま、中間に入れたフラフープを全員が通過していきます。「頭使って!」「後ろ向きになって!」と声をかけ合いながらクリアしたときには、体も気持ちもほぐれてチームに一体感が生まれていました。

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次に、各自が自分のクラスについて思っていることを書き出してシェアしていきます。
「女子の団結力高いよね!?」「仲よくなりたい人に話しかけるとき、緊張しちゃう」。クラスの様子、3月までにもっとよくできるところ、そのために自分ががんばれること、普段から思っていたこと、これからのことを、打ち解けた雰囲気で話し合います。

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チームごとに割り当てられたエレメント(施設)に場所を移すと、いよいよメインのチャレンジがはじまります。この日の活動を見守るファシリテーターからルールの説明を受けて、さっそく試みる生徒たち。思った以上の難しさで、チームメイトたちも声援を送るも、なかなか成功することができません。

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ファシリテーターに“振り返り”を促がされた生徒たちは、チャレンジするたびに、どこが大変だったかを話し合い、どのようにしたら乗り越えられるのか作戦を立てて、達成を目指しました。

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全員が真剣に課題と向き合い、チャンレンジを重ねるごとに作戦の成功率も上がっていきます。チームの連帯感も高まり、女子たちが協力して体の大きい男子を全力で支えたり、男子が体を張って女子を助けたり、各自が自然に役割を見つけて一致協力。
「感動ー!!」。ついにクリアした瞬間、歓喜の声を響かせながら大きな達成感を分かち合いました。

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「このクラスはこういう底力を持ってるんだよね!」「3月までにこの力を使えば、もっといいクラスにできるよ」。ファシリテーターの声掛けに、「絶対できる気がする!」と答える生徒の表情は自信でみなぎっていました。

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この日の体験を振り返ったあとは、クラス全員でポーズを決めて締めくくり。
「3年間ずっとこのクラスがいいな~」という声が上がったり、誕生日を迎えたクラスメイトを祝ったり、楽しげな笑顔が弾けていました。

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「前回はあまり関わりがなかったけど、今回は男子が女子を助けたり、交流があってよかった」
コミュニケーションや一緒に課題を解決していくプロセスをとおして、“クラスの絆の強まり”を実感した生徒たち。協力や信頼、リーダーシップやサポートといったさまざまな力を、仲間たちとの成功体験の中から学び取りました。